LA滞在記1日目

とりあえずこれまでに撮った写真をただ並べるだけ。あとで色々と追記するかも。

 

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iPhoneを買い換える

特に何か、最近、大きな悪い出来事があったというわけではないんだけど、数日前に突然ふと、こんな人生には我慢がならない!と思い立って、まあ具体的には、それまでずっと満足して気に入って使って来たiPhone 6 plusが突如重くてデカ過ぎで我慢できないと感じ、全く予定外だったけどiPhone 7に買い換えることにした。7は買わない、8が出たら買うとずっと決めていたというのに。

ところで来月にLAへ旅行へ行くことが決まっていて、日本で帰る海外用のSIMカードを使うにはSIMフリースマホが必要なんだけど、なぜかずっと前から、メインで使っていたのと全く同じiPhone 6 plusをもう一台持ってて、しかも色まで同じだったんだけど、予備ということで持っていたけど多分使わなさそうだから売ってしまおうかな、と思っていたところだったので思わぬ形で有効な使い道が現れた。

しかし最近突如6 plusの大きさが嫌になってしまったわけだ。そんで、どうせ新しいのを買うなら、Apple StoreSIMフリー版を買えばそのままアメリカでも使えるぞということになって、仕事の昼休みにオンラインで注文してその日の夕方の帰りに渋谷のアップルストアで受け取って来た。在庫があればこういうことができるので、しかも一時間以内に受け取り可能になるので宅配よりも早く手に入るわけだ。去年iPad proを買った時も同様のパターンだった。で、アップルストアで受け取ると専用のアップルの袋に入れてくれるのも良いんだよね。

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iPhone 7を買うとなったら、色はもちろん限定の赤しかない。これが出た時に、買うか!?買うべきなのか!!??とかなり迷ったりしたというのもあるので。実際手にして見た感触は、思っていた以上に、昔の赤いiPod Touchに似ている。

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中身についてはこれまで使ってきたiPhone 6とはほとんど変わる点はないものの、大きな違いが、Apple Payが電車の改札とかお店のレジとかの、外で使えるようになるという点である。一応設定はしたものの、まだ使ったことはなくて、ラッシュ時間帯の電車の改札でいきなり初めてのを試すのは怖すぎるのでまず人の少ないコンビニのレジで試して、その次は人が少ない時間帯の電車の改札で…と段階を踏んでいきたい。

実はすでにApple Watch series 2を使っているのでこれも電車の改札とかでも使えるんだけど、まだイオンのセルフレジでしか使ったことがなかったんだよね。

大きいスマホをしばらく使っててそっちに慣れちゃうと小さいのには戻れないのではないか、と思っていたんだけど、そこら辺は全然問題ない。私は出先でhuluとかネトフリとか見ることが多いんだけど、映像関係は大きい画面で見たければiPad使えばいいし。ゲームも、小さい画面の方がやりづらいかと思いきやそうでもない。小さいスマホの画面でやることを想定して作られているからだろうか。

 

コールドプレイとノラ・ジョーンズのライヴを観に行った話など

久々のブログなので話題が色々と盛りだくさんで、ちょっと長くなる、と思う。

数週間前に、iPhoneケースとバッテリーが一体になったものというのを買って、これは素晴らしい!と思ったのでそれについての記事を書こうと思っていたのだが、仕事が忙しくなったりとかでしばらく延ばしていたら、買ってから一ヶ月も経たないうちに水没でダメになってしまった。ので、追悼記事としてそれについて書こうと思う。

ちなみに私が買ったものというのがこれ。

 

バッテリー内臓ということで、普通のケースよりはかなりでかく、重くはなるものの、もう一つ別にバッテリーを持ち歩くよりは遥かに薄く軽量ではある。とは言っても、やはり薄いのでそれほど容量はなくて、一回iphoneを満充電するとこちらのバッテリーの方は半分以上残量がなくなってるので、まあ、一回半ぐらい充電できるのかなという感じ。一日中外に出かけていてTwitterだの地図アプリだのゲームだのポケモンGOだの使いまくっているととてもそれだけでは足りないのだが、まあ、緊急用にちょこちょこと充電するのには良いかなと。

モバイルバッテリーについては、もう私は手放せない状態になっていて、常に持ち歩くようにはしているんだけど、一日中外にいるような用事の時にうっかりモバイルバッテリーの充電切れということがあって、ACアダプタなど持ち歩いていなかったので仕方なく出先でバッテリーを買った。スマホが1~2回くらい充電できるような、安いやつを買ったんだけど、結局一日中外にいてモバイルバッテリーを3本も使い捨ててしまった。 私のようにヘヴィーに使用する人はそれぐらい必要なのだ、ということがはっきりわかったのはよかったけど。それ以降はもっと大容量のバッテリーを使うことにしたし。

 

そして先日、東京ドームでのコールドプレイの来日公演を観に行ったのだ。コールドプレイのライヴは初めてだったけど、なんだかんだでこれまでのアルバム全部持ってるほどではあるし、最新作がとても良いのでこの感じだったらぜひ観に行ってみたいかな、と思って。結果的には思っていた以上にすごくすごく良かった。最新アルバムの曲ばかりではなく初期から割と満遍なくやってくれたし、最初から最後まで完全にサポートメンバー無しの4人だけで演奏するというのが個人的にはとてもグッときた。だからメンバー全員が色々と複数の楽器をこなすというのも見られて良かったし、特に中盤に狭い部室に4人だけで集まって演奏するみたいなやつが良かった。なんというか、バンドのライヴを生で見るというのは、メンバー同士がイチャイチャしてるのを見たいからっていうのが大きいしねえ…。コールドプレイは過去に解散説なんかがあった時期もあったけど結成から現在に到るまで全くメンバーが変わっていないし、あと、どうでもいいことかもしれないけどメンバーがみんな私と同い年というのも良い(笑)。ボーカルのクリス・マーティンバンド、みたいに思われてるけど、私は、ギターが一番重要だと思っていて、クリス自身もそう言ってるし、とにかくその演奏を生で見れたのもよかった。

最新作では一番好きな曲。アルバムの音源ももちろん良いのだがライヴだともっと多幸感がものすごくて、ボロボロ泣いてしまった。


Coldplay - Up & Up Live at Glastonbury 2016 HD

ライヴが終わった後は混雑を避けるのもあって御茶ノ水まで歩いた。これは私が思いついたのではなく誰かに教わったんだけど、とにかく野球でもコンサートでも終わったら御茶ノ水まで歩けば、全然人がいないし、中央線も快速に乗れるとか、いいことづくめなのである。

しかしライヴは良かったけど興奮しすぎたのか、終わってからトイレ行った時に、これまで一度もそんなことはやったことがなかったんだけど、ポケットからスマホが落ちてトイレの中に…ってのをやってしまった。慌てて取り出したけど、ちょっと振ってみたら中から水がたくさん出てくるとか、明らかにヤバそうな感じだった。

ちなみに私のはiPhone7ではなく6なので!

家に帰ったらすぐに、ケースと本体をバラして米びつの中深くに埋めて一晩置いておいた。なぜ米なのか?というのは私は「エレメンタリー ホームズ&ワトソン」のとあるエピソードで知ったんだけど、ネット検索して見ると結構有名な話なのか?

【知恵袋】iPhoneが水没!! → ユーザー「お米の中に入れたら復活した(笑)」 / 修理ショップ「有効な方法だと思います」 | ロケットニュース24

 

翌朝見てみると、米が効いたのか、ケースに頑丈に守られていたから元々ほとんど被害がなかったのかはわからないけど、iPhone本体には全く問題がなかった。トイレに落とした直後も普通に使えたから、多分、元からほとんど被害はなかったパターンかなと思う。しかしバッテリーケースの方は残念ながらお亡くなりになっていた。中を開けた時もビショビショだったし、まあ、これはダメだろうなとは思ってたけど。ケース自体はかなり頑丈で全体をがっつりと覆うタイプなので、お陰で、今回無傷で済んだのかもしれないけど、そこそこ高かったバッテリーケースがちょこっと使っただけでもうダメになったというのもまあまあショックではある…

 

とにかくライヴの翌日は、仕事も休みで予定も特になく、一日家にいて疲れを癒すというか英気を養うというか。

その次の日は名古屋である。今度はノラ・ジョーンズのライヴで。全国で公演はあるけどなぜ東京ではなく名古屋なのかというと、東京の日は仕事で一番忙しい時期だったので、一番行けそうな日を探したら名古屋だったので。金曜日の夜だし、一泊するのもいいかなと。

ライヴは夜なのでゆっくり行けばいいということで、午前中はまず映画「美女と野獣」の初日でもあったので新宿の朝一の回を観にいった。ストーリーや歌はすでに知ってるのにやはり号泣してしまう。

そんで東京駅まで移動して新幹線に乗るわけなんだが、名古屋を通り過ぎるのではなく名古屋に用があって、降りるというのは人生において二度目か。前回は野球だった。しかもナゴヤドームではなくナゴヤ球場の方。ちなみに福岡についても福岡ドーム行ったことないけど雁ノ巣はなんども行ったことがあるというクラスタなので(笑)。

しかしその前回の野球にしてももう10年以上前のことになるので、もう人生においてほぼ初めてぐらいの感触である。前回は野球を観に行って帰ってくるだけで他の場所は一切立ち寄らなかったし、泊まりというのは完全に初めてである。

今回も行きはこだまにしようと思っていたんだけど、時間を調べてみたら3時間近くと、意外に時間がかかることがわかって結局のぞみにした。東海道新幹線において、東京から大阪までってのを考えた場合、名古屋って中間地点だと思ってしまいがちだけど、実は全然真ん中じゃない、かなり西によってる、そしてやはり静岡県デカ過ぎるということがこのことでも改めてよくわかった。

午後2時くらいに名古屋に着いてすぐにチェックインしたんだけど、今回のホテルの部屋がめちゃめちゃ良くて、あまりにも居心地良かったのでくつろぎすぎて他の場所を見る時間が全くなくなってしまった。タワレコぐらいは行ってみようと思ってたんだけどねえ。前に梅田の駅近くで泊まったホテルと値段は同じくらいだったので、てっきり、場所が良いからこのくらいの値段かと思っていたんだけど、今回名古屋で利用したホテルは場所だけでなく部屋の内容自体も格段に良かった。部屋もベッドもめちゃめちゃ広くて大人二人ぐらいでいけるんじゃないのってぐらいだったし、アメニティ類も充実してた。ただくつろぐための椅子というのがあったので、それでゴロゴロしながらテレビ見てた。

夕方近くになってさすがにもう出ないとということで、近くのサイゼリヤで早めの夕食を。近くの名古屋駅地下街にはスガキヤきしめんの店も揃ってたけど、麺類という気分でもなかったので、サイゼでピザという結論になったのだ。ちなみにホテルから一番近い飲食店はコメダココイチってのが、さすが名古屋だなーと。コメダはさらに地下街にもあったし。東京におけるドトールよりも高い密度で店がある。しかしコメダは自宅の方にもあるし今更珍しくもないので、今回はスルーで。

ライヴ会場は国際会議場のセンチュリーホールというとこで、関東でいうとパシフィコ横浜的な場所だ。ロビーではイスラム圏の女性の地位向上を訴えるビデオがずっと流れてて、そこでの女性たちの過酷な現実が切々と語られていたのでなんだかどんよりしてしまった。

ホールの中は明らかにクラシックを主にやるんだろうなって感じの構造だった。立って聴くようなライヴはやらないだろうなと。

ノラ・ジョーンズもライヴ行くのは初めてだったけど、これまたコールドプレイと同様で最新作がとても良かったから行ってみようかなと思ったので。前作のような感じだったら行かなかっただろうね。最新作はかなりジャズに寄ってきているサウンドだけど、ライヴはそれ以上にもっとジャズだった。ピアノもばりばり弾いてたし。

あと、Puss 'N Bootsの曲までやってくれたのは嬉しかった。この曲なんだけど、実はなんとこの曲、前回の来日公演の時に日本滞在中に書いた曲なんだよねーって言ってた。

Puss N Boots Perform 'Don't Know What It Means'

 

 

T2 トレインスポッティングと世界の終末について

最近、というかもう結構な期間になりつつあるが、合間合間にウォーキング・デッドをちょこちょこと観ていて今はもうS6中盤まできた。多くの人が指摘している通り、正直全然話が進まない、マンネリ感もあるにはあるんだけど、時々ものすごくハッとする展開があるのでなんだか見てしまう。全然怖くはない。最初のうちは恐る恐るって感じで見てたけど、すぐ慣れるし、これは生きてる人間が一番怖いというお話なので。


最近観た映画といえばT2だが、90年代というのは世界の終焉がいよいよ間近に迫っていた(はずだった)時期だったなと。我々は物心ついた頃からノストラダムスの予言について散々聞かされ脅され、子供だったからというのもあるだろうけど完全に信じていて、その時を怖れると同時に、それはまた希望でもあった。1999年に全てが終わるというのが。将来を思い悩まなくていいのだ。
しかし現実には世界は終わらずに、我々はそれ以降、一体いつこの世は終わってくれるのか?という絶望と共に仕方なく生き続けるはめになった。希望はうしなわれた。

しかしこうなってしまった以上、とりあえずなんとか生きて行くしかない。
だから、ウォーキング・デッドのようなこの世の終末を描いた作品が世界中でウケてるというのはやはり、このような失望を抱えて生きてる、そして心のどこかで世界の終わりを願ってる人が多いってことじゃないかと思った。みんなが見たいのは、キラキラした週末じゃなくて終末なんだと!

 

デイリーポータルZにもこんな投稿コーナーがあって、ここに載ってるようなのはまあ、どれも微笑ましくて、他人事とは思えないんだけど笑いながら見れる。

portal.nifty.com

 

ところで今回の記事で私は「我々」と書いてるけど、具体的に指しているのは自分と同年代、90年代に10代だった人を主にざっくりとまとめて我々と書いてしまっている。

関東甲信越で生まれ育つとノストラダムスだけじゃなくて関東大震災もまた絶対起きるとか富士山も噴火するとか、とにかく幼いうちからひたすらに脅されまくって育ったよね(笑)。未来だけじゃなく過去の史実でもあの超グログロ原爆映像とか、もうとにかくあれもこれも怖すぎで、過去にも未来にも恐怖しかなく、子供の頃は全然夜眠れなかった、今でも若干後遺症があるほどで、あそこまでする必要があったのか?という疑問を感じる。夜、暗い場所で目を閉じると恐ろしい光景がまぶたの裏に浮かぶんだよね。今はもうそういうのはほとんど薄れたけど、子供の頃はひどかった。もちろん今でも、関東大震災はいずれ起きるしいつか富士山も噴火すると思っている、そのことを決して忘れた訳ではない。核戦争だけなら人間の力でやめることは可能だけど。

 

それはさておきT2 トレインスポッティングは実に素晴らしかった。「しかしこうなってしまった以上、とりあえずなんとか生きて行くしかない」というストーリーも良い。我々のような90年代ゾンビが成仏できる素晴らしい続編であった。もうすでに2回も映画館で観た。1回目は日本公開前日祭の新宿ピカデリーで、2回目はコールドプレイのライヴ行く前にチネチッタ川崎のLIVE ZOUNDで観たんだけどこれが凄すぎた…!時間無理矢理にでもねじ込んで行ってきた価値があった。初見では興奮しすぎてあまり細かいところまで見れなかったのだが2回目となると色々な仕掛けなどにも気づけたし。

わたしはシック・ボーイ派なんだけれけども、20年経ってますますクズさを増してるのが愛おしいし(彼の恋人が「自信なさそうなとことか好き」って言うシーンがあるのだけど、私にとってもそんな感じだ)彼とレントンが一緒にいるシーンは全部良い。特に一番好きなのは二人が並んでただだらっとテレビを見てるところ。あと、スパッドが左利きというのも今回初めて知って、なんだか嬉しかった(左利きの人はみんな兄弟!家族!)。

 

1996年頃にはジョニー・リー・ミラーアンジェリーナ・ジョリーが結婚してて、ブラッド・ピットグウィネス・パルトロウが婚約してたこともあっただなんて、90年代は遠くになりにけりだなあ…と遠い目になってしまったりもする。私は1978年生まれなので、80年代は幼すぎてほとんど記憶がないので思い入れもないんだけど、青春時代となった90年代には並々ならぬ思い入れがあって未だにこの時代の映画とか音楽がやっぱりいいなあーと思うものが多い。

 

Mozart: 225 The New Complete Edition

もう三ヶ月ほど前のことにはなるが、自分の誕生日に、自分で自分へのプレゼントとして買ったのが、去年に米国で一番売れたCDだということでも話題になったモーツアルト大全集である。

The New Complete Edition: Mozart 225 (German Version)

The New Complete Edition: Mozart 225 (German Version)

 

 これについての記事を軽くでもいいから書こうと思いつつこんなに時間がかかったのは、ようやく現時点でざっと半分くらいは内容を確認できたからということで。半分だけのCDを全て聴いたというわけでもなくて、既に持っていたり過去に聞いたことがあるものなどは飛ばしつつだけど。

クラシックは色々と聴いているけど全集を買ってもいいと思うほど好きで思い入れのある作曲家は、モーツアルト、バッハ、ショパンぐらいしかいない。ショパンも全集的なのを買ったけどモーツアルトよりははるかに作品数は少ない。逆にバッハはもっと多いだろうから、未だになかなか手が出ない。

そんなわけでこのモーツアルト大全集だけど、一番最初は鍵盤一台で演奏する曲から、だんだん編成の大きい曲へと順番に並んでいて後半は歌ものという感じで、とりあえずまず前半の器楽曲のみをざっと聴いてみたというところなんだけど、さすがにモーツアルト作品の決定版として全世界に向けて出しているセットだけあって、無数の録音の中から決定版と言える演奏ばかりをセレクトしているので、どれもこれもモーツアルト作品を聴く喜びを最大限に味わえるものばかりだなあと。中学生の頃からモーツアルトの作品は他の作曲家のものよりもたくさん、マニアックなレア曲なども含めて色々と聴いてきたけどやっぱり改めていいなあーとしみじみ堪能しながら聴いている。

しかし当時のフォルテピアノの音というのは現代の我々が聴くとやはりどうしてもおもちゃのピアノの音っぽく聴こえてしまって、ピアノ曲だけはやはり現代のピアノで聴くのが良いなあと思ってしまった。

このボックスでは交響曲と協奏曲については全て古楽器による演奏を収録していて、全曲ではないけど主要な曲についてはモダン楽器でもたっぷりと収録はされているんだけど、そんなわけで、ピアノ協奏曲だけは古楽器の演奏で聴くのがやや辛いなあと感じてしまったのであった。でもそれ以外の交響曲や管楽器の協奏曲は古楽器でも素晴らしいなあと思うんだけど。

しかしピアノ・ソナタ室内楽については全曲がモダン楽器の演奏での収録で、一部の曲が古楽器でも聴けるという収録内容だったのでよかった。しかもピアノ・ソナタは大半が内田光子さんというのもよかった。安定の素晴らしさである。

 

このボックス・セットで個人的に初めてわかったことも色々とあって、歌もので一番好きなのが"Ridente la Calma"という歌曲なんだけど、このセットで歌曲のところを見てもこの曲がないのでええーっと思っていたら、一番最後にある、モーツアルトが書いたかどうか疑わしい作品の中に入っていて驚いた。


Elly Ameling "Ridente la calma" W. A. Mozart

 

 まだ10代だった頃にこのエリー・アーメリングモーツアルト歌曲集で聴いてたちまちすぐに気に入ってしまった曲の一つであった。

モーツァルト:歌曲集

モーツァルト:歌曲集

 

  このボックスは大全集ということで、最近新たに発掘された作品の新録音とか、モーツアルトが本当に書いたのかどうか疑わしい作品までも網羅されているのが目玉の一つだけど、疑わしい作品まで聴く意味があるのか?と思う人もいるかもしれないけど、この曲のように自分にとってものすごく気にいる曲に出会えることもあるんだから意味はあるだろうと思う。ちなみにバッハなんかは疑わしい作品となるともっとたくさんあるだろうけど、それらも含めていずれは、死ぬ前までには全集を聴きたいとは思っているところである。