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ブリングリング

久々の立川シネマシティにて鑑賞。余談だけどこの時期の夜の立川は耳が取れそうなほどの厳しい寒さであった。

ソフィア・コッポラ監督最新作ということで観に行ってきた。ソフィア・コッポラ作品はこれまで全部観ていて、今回が5作目となるんだけど、どういうところがどうして好きなのかっていうのを言葉で説明するのは難しい。でも彼女が扱っているテーマというか主人公に対して、他の監督の作品よりもたくさん共感できるところがあるというのが大きいかもしれない。

それは作品の良し悪しや面白さとはあまり関係ないこともけっこうあって、正直言ってロスト・イン・トランスレーションマリー・アントワネットはしょーもねえなあと思っていたりもするんだけど。

ソフィア・コッポラ作品ではなんといってもデビュー作のヴァージン・スーサイズが別格で大好きで、これはこれまでの生涯の中でもベスト3に入るほどである。これがあまりにも気に入っているのでそれ以降の作品もとりあえず見ているような感じかもしれない。


「ヴァージン・スーサイズ」予告編 - YouTube

前作の「SOMEWHERE」はヴァージン~に匹敵するくらい気に入ったし最高傑作と言えるのではないかとも思っている。

そして今回の新作「ブリングリング」だが、結論から言うとそこまでグッとくるものはなかった。でもヴァージン~以来なのだが映画を観た後ですぐにサントラを買ってしまった。そんな感じの作品である。

ヴァージン~での音楽は70年代の胸キュンロックが満載だったけれど今回は、現代のLAに住んでいる若者が実際に好んで聴いていそうなヒップホップばかりで、すでに自分がアルバム持っている、知っている曲が多くてなんだか嬉しかった。その中でも特にM.I.A.の"Bad Girls"は曲自体もいいし映画にもすごく合っていたし、思わず一緒に口ずさんでしまいそうになるほどだった。


M.I.A. - Bad Girls (Official Video) - YouTube

若者がぞろぞろ出てくるというのもヴァージン~以来のことだったのでそこら辺も個人的にはちょっと嬉しい点ではあったんだけど、今回も女の子が4人出てくるけれども、主人公はあくまでもあのキュートな男の子だなあと感じた。映画紹介的なところではエマ・ワトソン主演って書かれていることが多いけど、彼女はメインキャストの中で一番名が知れているというだけで、実際には作品中ではそんなにメインぽくはない。でもエマ・ワトソンに関して言えばこれまでにない役柄での新境地なわけだがこれがとっても魅力的で、彼女目当てで観たとしてもかなり楽しめるのではないかと思う。

まあ作品自体は正直なところ、みんなに勧めたいほどのものではなく、泣くような場面や声出して笑ってしまうような場面もないし観終わった後で色々と深く考えてしまうような作品でもない。

でも私はMTVの"The Hills"とかファッション誌のセレブ・スナップ的なものが好きなので全体の雰囲気というか空気はいいなと思って。そういうのが好きな人ならそれなりに楽しめるのではないかと。

 


映画『ブリングリング』予告編 - YouTube