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Martha Argerich, Claudio Abbado / Mozart: Piano Concertos No.20, No.25

 今年亡くなってしまったクラウディオ・アバドの最後の作品ということになってしまったこのアルバムだが(リリースが決まった当初は全然そんな予定なかったのに…)、曲目など私が興味引かれる要素はあまりなくてスルーするつもりでいたのだけど、この演奏に対する評判がかなり良かったので聴いてみることにした。

モーツァルトのピアノ協奏曲は複数の演奏で全集を聴いているほどなのだがその中でもこのアルバムで取り上げている25番、20番どちらもちょっと苦手…というかいまひとつ魅力がわからないと思っていた曲だったんだけど、このアルバムで聴いて、こんな曲だったのか!という驚きがあり、初めて良い作品だと感じた。

特に25番。私がこれまでに聴いたことある演奏の中でも最も速いくらいのテンポで、まるで初めて聴く曲のようである。でもそれがすごく良い。この25番を遅く演奏するとただ冗長でつまらない曲になってしまうんだよな。

25番も20番もなんだけど、全体的にとても瑞々しい演奏で、アルゲリッチアバドもご高齢なのに円熟の境地という演奏ではないのが良い。モーツァルトはやはりこうでないと。

 

Piano Concert

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