アシュケナージのショパンとベートーヴェン

今話題のiTunes Matchさっそく登録してみたんだけど、これむちゃくちゃ時間かかるのな……曲数が多いからかもしれないけど。限界の2万曲近くあるしな。これでも手持ちの全部のCD入っているわけではなく、クラシックのボックス物を中心に、iPodへ移したら削除するってのをやっている。

しかしiTunes Match使えるようになったらもうiPod+iPhoneの二台持ち歩かなくてもよくなる!とか、それらの2台にすら入っていない曲もかなりあって、でも出先でそういう曲を突然聴きたくなっても大丈夫!ということでかなり興奮しているところなのである。

次にiPhoneiPad買い換えるとしたら64GBにしようと思っていたけどそれも必要なくなるしね。高い端末を買わなくてよくなる。iPod Touchがそろそろ寿命を迎えつつあるような気配で、といってもiPodで新たに買いたいと思うようなのが今のところ他にないし、どうせiPadを使っているんなら今度容量の大きいiPadを買って、それに音楽を入れるのはどうか?とか色々悩んでいたところでもあるんだけど、もうそうやって悩む必要もなくなる。

そんなわけで、というわけでもないんだけど、最近買ったクラシックのボックスの話。

ウラディーミル・アシュケナージショパンのソロ作品全集とベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。特に何かっていうきっかけがあったわけではないんだけど、なぜか急にふと、アシュケナージショパン聴きたいなあと思って、ソロ作品全集で安いボックスもあったのでそれを買ってみた。以前にマズルカは聴いてかなり良かったという記憶があって、マズルカが良いんなら他も良いはずだと思って。

しかしもっと昔の、10代後半の頃は彼の演奏がそんなに好きではなくて、そんなにたくさんの曲を聴いたわけではないが、なんとなく、硬質すぎるような印象があって、それは私の好みではなかったので(もっと丸みのある素朴な感じが好みであった)長年スルーしてきたんだけど、最近は演奏の好みも少し変わってきていることもあって、今あらためてちゃんと聴いてみたいなあと思って買ってみたわけなのだが、これが予想以上に良かった。ひたすらに美しい音色で奇を衒わない演奏というのが今はとても心地よく感じられる。

最大の難所と思われる練習曲も、テクニック面で完璧なだけでなくて、さらにその上にショパンならではの情感も表現されているというね。我々一般人から見た場合だけかもしれないけど、ああいうのは譜面の通りにただ弾くだけでも一苦労という作品なので(笑)、まあ、一流のプロのピアニストにとってはそんなことはないのかもしれないけど。

 

そんなわけでアシュケナージショパンがとても良かったので、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集も、当初買う予定は全くなかったのになんとなくノリで勢いで買ってしまった。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集はこれまでいくつかの人の演奏で聴いてきたものの、意外になかなかしっくりくる演奏に出会えていなかったのだが、アシュケナージのはようやく決定版かなと思えるほどの内容であった。

1番から順番に聴くのではなく、個人的重要ポイントである24番、8番、15番あたりから聴いていくのだが、これらが良ければ他もだいたい良いということで。

特に一番私が好きなのが24番で、これは一枚もののCDに入っていることはめったにない曲なので、だから全集でないとダメというのもあって。このアシュケナージの演奏は24番などはもちろん他の曲の演奏もとても気に入った。

Chopin: Piano Works

Chopin: Piano Works

 

 

Beethoven: The Piano Sonatas

Beethoven: The Piano Sonatas

 

 

それと、もう一つクラシックのボックスを最近買っていたのを思い出したんだけど、ネヴィル・マリナー&アカデミー室内管弦楽団の28枚組である。何らかの全集というわけではなくて名演集という感じ。このボックスにも入っているが、マリナーの「四季」は私が初めて買った四季の演奏だったしクラシックのCD全体でも最初に買った5枚以内に入るのではないか。とにかくそれくらい、私にとっては原点という感じなのである。

バロック物が得意というイメージが強かったのだがこのボックスにはフランスの近代作品なども収録されているし、イギリスのあまり知られていない作曲家、作品もここで初めて聴くというのもけっこうあって新鮮であった。

ネヴィル・マリナー/アーゴ・イヤーズ(28CD)

ネヴィル・マリナー/アーゴ・イヤーズ(28CD)