Kanye West / The College Dropout

 

 これも2004年の作品で、大阪時代に買ってよく聴いていたものの一つではあるんだけど、ここでは主にそれよりも前の話。

当時はものすごかった、まさに「神」と言ってもいいくらいの活躍ぶりだったカニエ・ウエストのデビュー作であるのだが、このアルバムもすごいんだが同時期に手がけていた、他のアーティストのプロデュースも素晴らしいものばかりだったのである。

当時MTVで流れまくっていた"Slow Jamz"が気に入ってこのアルバムを買ってみたわけなのだが、まずアルバム・タイトルがCollege Dropoutだし内容の方も「イケてなかった昔のオレ」がテーマということで、専門学校を中退してろくな仕事にも就けず、鬱々とした日々を横浜で送っていた私にはそれだけでももうグッときてしまってね。中でも特に、ロクな仕事がなくたって、みんなに好かれなくったって構わないというWe Don't Careが素晴らしすぎる。

カニエ自身はラッパーでありこれももちろんラップのアルバムではあるんだけど、とてもソウルを感じる作品だ。

"Slow Jamz"でも"A House Is Not A Home"を早回しサンプリングしているとか、そんなところも個人的にツボであるし。


Kanye West - Slow Jamz (Feat. Twista & Jamie Foxx)

そういやここでは「ジャンゴ」のジェイミー・フォックスが歌手としてこれまた素晴らしくスウィートな歌声を披露しているのも魅力の一つであった。レコード漁り姿も可愛い。中盤で登場するのは、世界で最も早口なラッパーとしてギネスにも載ったらしいトゥイスタで、彼もまたキュートなのよね。