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ベター・コール・ソウル 第1話〜第2話 ネタバレ感想

Netflix 海外ドラマ

ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマであるベター・コール・ソウル(以下、BCS)がついに日本でも、Netflix上陸に伴って観ることができるようになったので、これを観るためにさっそく加入してみたんだけど、他にもここでしかみれないドラマは色々とあるしHuluよりも画質が良く、作品によっては吹替とか英語字幕も選択できるので、個人的にはかなり充実していてお得なサービスだと感じているところ。むしろHuluのほうはもう解約してもいいかなーとか考え始めている。

そんなわけで順を追って感想を。

(※以下、ブレイキング・バッド最終話までの内容を含むネタバレあり)

 

第1話「駆け出し / Uno」

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ブレイキング・バッド(以下、BrBa)の全話通しての感想は少し前の記事に長々と書いたけれども、主要キャラクターの一人である弁護士ソウル・グッドマンが主人公のドラマを今度やると聞いた時からずっとこの日を心待ちにしてきたわけである。私だけじゃなくたぶんみんなもソウルのことが大好きだ、だからこそ彼が主人公のシリーズが実現したのだと思うんだけど、BrBa関係なくヴィンス・ギリガン製作の新作が見られるというだけでも大きな喜びであった。ちなみにこの第1話を一番最初に見た時の私の感想は「生きててよかった」である(笑)。

BrBaのキャラクターが登場するとはいってもストーリーは別のものなので、BrBa見ていなくてこっちをまず見ても全く問題はない。両方見ていればより楽しめるというだけのことだ。というかむしろ、BrBa全く見たことない人がこれを見てどういう感じるのかがすごく気になる。

ソウル・グッドマンというのは本名ではなくて、本名はジミー・マッギルで、このシリーズでは主人公がジミー・マッギルからソウル・グッドマンになるまでを描くんだろうなとは思うんだけど、最終的にはBrBa直前ぐらいまでやるのかまたはその後もあるのか(第1話の冒頭ではまずいきなり「その後」が出てくるし)今の段階ではまだそこら辺は全然わからない。BrBaでのソウル・グッドマンが登場する最後のシーンで彼はネブラスカに行く、オマハシナボン店で店長になるとかって話をしていたけどまさにその通りになっている様子から始まるのでおお!と興奮してしまった。

余談だがシナボンの店は東京にもあるけれど個人的に全く食べたいとは思わなくて、胸焼けしそうなほど甘そうだなーと思うだけで(笑)、ロス・ポジョスもきっと旨いんだろうけどめちゃめちゃ味が濃いんだろうなー、それがまあたぶん後を引く旨さなんだろうけどと思いながら見てた。でもマイクお気に入りのピメントってのは旨そうだなと気になっているところ(笑)。

ちなみにネブラスカというと、ジミー・マッギルを演じるボブ・オデンカークも出演している映画「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」なんてのがあって、BrBa最終回の少し後に公開されている。年老いた父親とその息子が旅をする、素晴らしきモノクロのロードムービーなんだけれども、父親と共に旅をする主人公の役の候補の一人にブライアン・クランストンの名前もあったらしい。

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話はBCSに戻るけれども、ネブラスカで暮らす主人公の現在の姿のあとで場面は2002年に戻って物語が始まるのだが、まず法廷でのシーンから始まって、ジミーが颯爽と入ってくるところからもう最高だ。どこで息継ぎしてんのかなと思うくらい流暢に次々と言葉が流れてくるのが彼の非凡な才能の一つなわけだけれども、一人でいる時にしゃべりの練習をしているところもすごく好きだ。

ジミーにはチャックという兄がいて、彼もまた弁護士なんだが電気とか電波に対して過敏で体調が悪くなる、みたいな謎の病気で仕事も休んで家に引きこもっていて、この兄との関係がシリーズ全体通して一番大きな、メインテーマになっている感じ。しかしこの謎の病気、他の人からみたら明らかに心の問題だろって思ってしまうんだけど、本人はあくまでも身体的なものだと言い張っている。

BrBaにも登場していたもう一人のキャラクターとしてマイク・エルマントラウトも出てくるのだが、ここでは駐車場の受付係というのも驚きだった。あの人がなんでこんな仕事を?ってね。待ち時間に新聞を読んでいるというのはずっと変わらないんだけど。

 2002年ってそんなに大昔というほどではないと思うんだけど、ここでの登場人物はだいたいみんな二つ折りの携帯電話を使ってて、通話の時にアンテナを伸ばしているのを見てすっげー懐かしい!と思ってしまった。そんなに大昔ではないがすでに若干ノスタルジーの域に入りつつあるような、インターネットもまだ今のように荒廃しきった世界ではなくもっと優しさや思いやりに溢れていたし誰も彼もがあらゆる物事をすぐに写真撮ってネット上にアップするようなこともなかった、良い時代のお話である。今と比べれば、若干は良いよね、という程度ではあるが。

 

第2話「トゥコ / Mijo」

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前回の最後で、BrBaでもお馴染みのトゥコが登場したのでおおお!と大興奮したところで終わって、引き続いて第2話なのだが、BrBaで彼が登場した時も鮮やかな包丁捌きで料理をしているのが印象的だったんだけどここでもやはり家で料理をしている。そしてあの凶暴さとは打って変わって家族に対してはものすごく優しい。

そんなわけでジミーがトゥコと対峙するのだがここでもしゃべりの才能で危機を脱出する。あのトゥコですら思わず「ワォ」と感心してしまうところもいい。ここでジミーがトゥコに、二度と君の前に姿を見せないと保証する、契約書を送ってもいい、というところで"Signed, sealed, delivered"というのはスティーヴィー・ワンダーの曲を意識していたりするのかな、と思ったんだけど。

第1話、第2話に登場しているスケボーの赤毛兄弟はとても可愛くて個人的にかなり気に入っているので、シーズン2以降でもまた、たまにでもいいので登場してくれないかな?なんて思ったりしているんだけど。

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この第2話の後半ではジミーが公選弁護の仕事を日々こなしてる姿が描かれているのだけど、ここがまた個人的にお気に入りの部分で、特に"It's showtime, folks!"とかもう最高で、何度も繰り返し見てしまった。

 

ジミーが大きな危険を犯してまで自分の顧客にしようとしていたケトルマン夫妻、特に妻のベッツィの方は見るたびにイライラさせられるキャラクターなのだが、このベッツィ・ケトルマンを演じるジュリー・アン・エメリーとボブ・オデンカークはTVシリーズ「ファーゴ」のシーズン1でも共演している。

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さらにこの後の第3話以降についても書いたんだけどだいぶ長くなってしまったので、いくつかの記事に分けて順次アップすることに。