読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FARGO / ファーゴ (TVシリーズ)

Amazonプライム・ビデオ 海外ドラマ

TVシリーズ版の「ファーゴ」がAmazonプライム・ビデオでも観れるようになったので、去年にスターチャンネルで日本独占放送された時にも観たけど久しぶりにまた最初から最後まで観てみた。DVDも発売されたので、レンタルとかでも見られるとおもう。

一回目に観た時にそういえば感想とか書いていなかったなということで、今さらながらちょっと書いてみる。

f:id:tiffany_queen:20151019191939j:plain

二回目とはいえ、前に観た時にはところどころ、何か別のことをやりながら流し見ていたのか、このシーン初めて見るな…という箇所もいくつかあったので、またみてよかった。二回目でもハラハラしながら楽しめたし。

「ファーゴ」といえば1996年公開の映画があるわけだが、映画と同じくコーエン兄弟が製作していて映画の世界観や雰囲気は引き継ぎつつもストーリーや登場人物は全く別のものとなっている。映画の方はその公開当時に観たっきりでストーリーなんかも忘れてしまっているんだけど、とにかくものすごい雪が降ってて寒そうな場所だというのはこのTVシリーズ版でも同じだなあと。あとは人が殺されるってのと、妊婦の女性警官が出てくるというのも同じか。映画版のフランシス・マクドーマンドはこの時実際に妊娠中だったんだよね。TV版での女性警官は最初は独身でもちろん妊娠もしてないんだけど、最後の方で結婚していてお腹が大きくなってたのでおお!って。

映画と同じくこのTVシリーズでも毎回"THIS IS A TRUE STORY"って出てくるんだけど、映画はあえて演出としてこの文章を出しているだけなので、TV版に関しても完全にフィクションってことなのだろうか?

 

このTVシリーズはマーティン・フリーマンが主演ということだったので私としてはとにかく楽しみにしていた作品だったんだけど、これまでにない邪悪で、しかもかなりイラっとさせられる役柄で新たな一面が見れたのも大いに収穫ではあったけど、他のキャストや全体のストーリーや演出などもハンパなくて圧倒されるばかりであった。特に、実質上の主役であるビリー・ボブ・ソーントンはあまりにも恐ろしすぎてこの作品を観た後でどんな作品、役柄で見かけてもきっとこれは恐ろしい人に違いないと思ってしまうほどになってしまった。

このシリーズでは観客はこの人がこの人を殺したという事実を最初から分かっている状態で話が進んで行くので、これらの事件がどう解決していくのかというのが大きなポイントになっている。ここで殺人事件を解決していくのが女性警官のモリーで、彼女が、前に書いた通り最後のほうにはお腹が大きくなっているんだけど。そして彼女と一緒に捜査に協力して親しくなって、やがて結婚することになる警官のガス・グリムリー役が、トム・ハンクスの息子であるコリン・ハンクスなんだけど、めちゃめちゃお父さんに似てるし可愛いし、役の上でもとにかく真面目で優しくて良い人で、仕事にも真摯に取り組んでいるのに何故か不遇な立場に置かれているのが不憫でならなかったので、最終的には彼がヒーローになって報われるという形になったのはとても嬉しかった。モリーも同様だけど。それからモリーのお父さんもすごく格好良くて素敵な人だし、この家族たちがとにかく最後は幸せになれるように、彼らが不幸な目にあうことは決してありませんようにと祈りながら見てしまう作品なので、最後はちゃんと彼らが幸せになれたのは本当によかった。

そしてモリーの上司である署長のビル・オズワルド役でブレイキング・バッド/ベター・コール・ソウルのボブ・オデンカークが出演していて、出番はそれほど多くないもののほぼ毎回登場する。人柄は良いんだろうけど警官としては正直言って無能な感じで、ただ長年勤めていたからってだけで署長になったような人で、見ていてイライラする役なんだよな(笑)。最初に死んじゃった、前の署長はおそらくとても優秀な人だったんだろうと思うけど。モリーがかなり尊敬していたみたいだし。その前の署長の妻であるアイダ役で、ベター・コール・ソウルでボブ・オデンカークと共演しているジュリー・アン・エメリーが出演していて、しかも妊婦の役だ。

 

二回目にこのシリーズ全体観た時に、前にはスルーしていた細かいところも色々と気づいたりして、例えば、登場人物の携帯電話が古いなあとか。だいたいみんな二つ折りの使ってて、スマホは出てこない。ああ2006年が舞台だからか。

あと、特に第6話がすごすぎて圧倒される。これが最終回でもいいんじゃないかってほどの完成度の高さだ。1メートル前も全く見えない猛吹雪の中で悲劇が起こる!人が死ぬ!空から魚が降ってくる!そしてさらなる悲劇が起こる!

ちなみに魚が降るといえば映画「マグノリア」を思い出したんだが、あれはカエルが降ってくるけど、科学的にはカエルが降ってくるというのも実際に有り得ない話ではないそうで、魚が降ってきたのは実際にこれまでに何度かあったらしい。

 

シーズン2は最近アメリカ本国で放送が始まったところで、シーズン1とはまた別のストーリー・登場人物なんだけど、モリーの両親が若い頃の、1979年の事件とのこと。というと、シーズン1の中でモリーのお父さんが何度か言っていた、自分が担当した1979年の酷い事件が…ってやつをやるってことだよな。で、シーズン1の様子をみる限りでは主役級にキャスティングされている人が殺人者ということになるので、キルスティン・ダンストが人を殺すのか?しかも彼女の夫役で、ブレイキング・バッドにも出演していたジェシー・プレモンスが出演しているとのことなので、これまたかなり楽しみ。ジェシー・プレモンスといえばマット・デイモンだけど、本当に映画でマット・デイモンの子供時代を演じてたとかマジうける(笑)。モリーのお父さんは前にも書いたけどとても格好良くて素敵な人だし、現役の警官だった頃はとても優秀だっただろうと予想されるので、そんな彼の現役時代も気になるところだ。