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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

今年の生きる目標、目的の一つでもあった作品だが、思っていた以上に素晴らしく、思っていた以上に悲しい内容であったのでうまく言葉で表現できない。前作のウィンター・ソルジャーも男のすれ違いムービーの傑作であったが今回もまた、相手を変えての男のすれ違いムービーだった。

 

ちなみに前作の感想もこのブログに書いた。

(珍しく自分が昔に書いた文章を後から読み直してみたが、全然たいしたこと書いてねえなあ…と我ながら呆れている。笑)

監督は前作に引き続きルッソ兄弟なのだが、前作はストーリー的な素晴らしさはもちろん、アクション・シーンの格好良さが群を抜いていたんだけど今回はさらにあれを上回るアクション・シーンの出来栄えに圧倒された。前作ではエレベーターの中のシーンとかすごかったけど今回はあの狭いアパートの階段でのシーンがあれに匹敵する格好良さだった。

乗り物アクションでは、ファースト・アベンジャーとウィンター・ソルジャーでのキャップの主な乗り物はバイクだったけど今回は自動車かヘリだけ、その代わりにバッキーがバイクに乗る格好良いシーンがあった。

アクションシーンといえば、キャプテン・アメリカの場合は銃や刃物は使わずに素手と盾のみで格闘、と決まっていて、マーベルヒーローではデアデビルとおんなじだなあ、と思った。無駄な殺しはしない、というか基本的には殺しはしないという点も同じだし。キャプテン・アメリカの一作目でヒトラーを殺したいか?って聞かれて、僕は誰も殺したくないんだ、と答えているしね。

 

今 作は登場するキャラクターも大幅に増えているのも特徴の一つだけど、ストーリー的にはどうしようもなく重く悲しくなってしまうところを、アントマンとスパ イダーマンが出てきてくれたおかげで軽いテイストになってる部分も結構あって、この二人はもう、いてくれただけでありがとう!って感じだった。正直今回こんなに笑えるシーンもあったとは、予想外だった。新たに登場したスパイダー マンは今までになくアグレッシブかつやんちゃな感じで、次に登場する、彼が主役の新シリーズもとても楽しみになった。新キャラのブラックパンサーも国王兼戦士というユニークな設定で、今度は彼が主役の作品もやるらしいし、となると舞台はおそらくアフリカってのもこれまでのアメコミ映画にはなかったテイストだしそれも早く見たいなあととても楽しみである。

今作が公開されるよりも何ヶ月も前に、そういえばマーティン・フリーマンがこの作品に出演するという話を聞いて、えっマジかよーと思ったもののそれっきり忘れてしまっていて、実際見てみたら本当に出ていたのでああそういえば!と驚くと共に思い出した。まさか本当に出るとはって、半分冗談のように受け取ってしまっていたというのもあるけど。彼自身が、どんな役かは言えないけどとりあえず「コスプレ」は無しだと言っていた通りだった。

あともう一人、私のお気に入り俳優であるダニエル・ブリュールも出演していて、彼もやはり「コスプレは無し」なんだけど、まさかあんな役だったとは〜。

前回のアベンジャーズ2から登場のヴィジョンが今作にも引き続き登場してるんだけど私服の超絶ダサさとか、あの慣れない手つきで料理をしてるとことか、なんか可愛い…と思ってしまった。原作のコミックではヴィジョンとワンダが恋に落ちて結婚するという設定もあるそうで、マジかよ!?と思ったんだけど、今回の二人は結構いい雰囲気だった。

 

私 はキャップ派なので今作では完全に彼の側に寄って見ていたんだけどもちろんアイアンマンも好きだし、単独作品でもアイアンマン1と2は最高だ。でも3だけ納得いか なくて、X-メン ファイナル・ディシジョンは大惨事とも言える出来栄えだったがその後フューチャー&パストであれは上書きされたので今はまあいいかなと いう感じなので、アイアンマンも是非、1と2を作ったジョン・ファブロー監督で4を作って、あれを上書きして欲しいと思っているところだ。それはさておいて今回の作品を見ていて思ったのは、アイ アンマンは友達が少なくて、その数少ない友達ですらもいなくなったら困るって必死になってる感じだった。これは批判とかじゃなくて、そういう、私生活ではあんまり上手くいかない不器用なところがこの人の魅力でもあると思うので。彼はぶっちゃけマッドサイエンティストなので、まあそういう人なら恋人は離れていくし友達が少ないというのも納得である(貴重なマッドサイエンティスト仲間がバナー博士だ)。

対照的に、キャップとブラック・ウィド ウは前作でもだけど今作ではさらに友達として強固な絆を感じた。もちろんそれ以上に特別な存在である親友がバッキーで、彼を助けるというのが今回の騒動の原因でもあるわけだが、100年も続く友情なんてそれだけでとても崇高で貴重なものなんだから、他の人々はどうか、彼らのことをそっとしておいて欲しいと思うわけだ。

ところで前作についての感想にもちらっとその辺のことを書いてるけどキャプテン・アメリカは見た目は若いけど実年齢は90歳過ぎでそのギャップが可愛いというか、例えばパソコンとかスマホとか、いや70年間冷凍されてたからパソコンどころかテレビの予約録画すらできないレベルだと思うんだけどとにかく、そういった現代のテクノロジーに手こずる姿を想像したりしてキュンとしてたわけなんだけど、そういえばバッキーだって全く同じ状況なわけだよな。前作から引き続き、ほぼ戦う場面しかないって感じなので日常の姿があんまり想像できなかったけど、彼が現代社会に馴染もうとする姿を描くスピンオフとかも見てみたい(笑)。今度はシリアスなの無しで、コメディ風で。