Tiffany-Queen's Diary

映画や海外ドラマ、音楽、その他色々について。

第19回東京03単独公演「自己泥酔」

去年の、東京03単独公演のBlu-rayをようやく購入したので感想などを。

東京03の単独公演のタイトルは三部作という感じで3回分がセットで関連のあるタイトルになってるんだけど、一昨年までの「〜しないで」シリーズが終わって、新たな三部作の最初の一発目がこの『自己泥酔』である。ちなみに今年のタイトルが『不自然体』なので今回は「漢字4文字」、かつ一文字だけ変な感じのを入れる、ってことになるのか!?今年はすでにチケット確保済みなのでホントにもうめちゃくちゃ楽しみでねー。ファンクラブ的な、公式有料アプリがあるんだけどその会員の先行ですら落選したって人が結構いるみたいで、私はぴあの先行抽選であっさりと第一希望で取れてしまったので、えーそんなに競争倍率エグいの!?ってちょっと驚いていたり。テレビあんまり出てないのにそんなに人気あるというのは喜ばしい事ではあるね。

それはさておきこの、去年の公演「自己泥酔」について。自己陶酔という言葉があるけど、それのさらに上をいくレベルの、周りに迷惑をかけるほど自分に酔っちゃってる、という事だそうで。それって角田さんの事じゃない?と思ってしまったんだけどやっぱり全体的に、角田劇場が大炸裂なネタが多い。最初の2本とか「ステーキハウスにて」とか。角田さんの芝居はいつも熱量高すぎ・濃過ぎなんだけど、そのウザさも全部ひっくるめて大好き。

どのネタもすごく好きなんだけど特にやっぱり、先日のENGEIグランドスラムでもやった「小芝居」は何度見てもすごい。しかもこんな衝撃のブラックなオチのネタを、地上波ゴールデンの番組でブッ込んでくるとこ、いいよねー。しかし角田さんはここで結構でかめのミスをやらかしてしまった話は聞いたけど、オンエア観た時は全く気づかなかった。

あとはやっぱり一番の衝撃は、世紀の問題作「トヨモトのアレ」。もう最近はあんまり話題に上らなくなった感はあるけど、去年豊本さんの浮気が世間に公になるという事件があって、それをそっくりそのままネタにしてしまったという。ちょっと断片的に取り入れるぐらいのレベルではなく、あまりにもがっつりそのまんまだったから最初はびっくりしてしまったんだけど、でもこれがちゃんと面白いネタになっているのがすごいし、これはまさに、愛だ!!と感動してしまったんだよね。スキャンダルで世間を騒がせてしまった豊本さんに対するね。こういうのは愛がなきゃ出来ない事だと思うんだよ。これまで東京03はずっと自分たちの人生に実際にあった事、本当に思ったことをネタにしてきたからこれに触れないわけにはいかないと。それにしてもこんなに思いっきりそのまんまネタにしてそれを笑いに変えてしまうって、やっぱりすげーなーと。豊本さん自身はこのネタについてどう思ったのかって、まず台本が出来てきてそれを読んで、面白い!と思っちゃったってのもいい話だなーと。あとはやっぱり豊本さんは存在自体がポップな人だからネタとして成立するんだよね、常に飄々としてるしね。『漫画みたいにいかない。』でも豊本さんは浮気も二股も平気でやっちゃうキャラとして登場しているの、彼だからこそ良いんだよな。

「悲しい嘘」では久しぶりかつ珍しく角田さんが女性役をやるネタで、私はけっこ可愛いんじゃない?と思ったけどやってる本人はそうでもないようで、もっと女性らしくできなかったかなーと、第一人者である豊本さんにアドバイスを求めてたり。ネタ自体も、普通そのパターンないだろ!っていうやつで私はかなり好きなんだけど、これはテレビではやれないような内容なのね。

特典で副音声の解説もあるんだけどそれもすごく良い。思ってた以上にすげー仲良いんだなっていうのと、あと、お互いの褒め合いっぷりがすごい。みんな、自分以外のメンバーのことがすごく好きで才能をリスペクトしているし、絶大な信頼感があるんだなというのがひしひしと伝わってくる。特に角田さんが飯塚さんのことを好きすぎる気がする。ことあるごとにめちゃくちゃ褒めるし、はっきりとそう言葉には出していないけど飯塚さんのこと天才だと思ってるんだろうなと。でも逆に、飯塚さんは角田さんの事を天才だって実際に発言していたことあるんだよね。

 

それから映像特典として収録されている「ショートコントを考える」という企画がこれまためちゃくちゃ面白かった。バカリズムと、ラバーガールの大水さんをゲストに迎えて、東京03としては珍しくショートコントをやってみるというやつで。実際やってみると、結局のところあんまりショートじゃなかったりするんだけど。まず最初に飯塚さんが作ったネタというのが全然ショートじゃないうえに設定や脚本をしっかり作り込んでいて、いつもの熱量の高い濃すぎる角田さんの芝居が乗っかるという、それ全然ショートコントじゃねえし、ショートコントってもっと、軽い感じでノリと勢いでガーッとやるものでしょ?って思ってしまって、東京03にはやっぱりそういうのは向かないんだなーというのが改めて実感できるんだけど、この企画はこれはこれで面白いんだよね。普段見れないものがみれるという事で。あと、バカリズムが考えたネタを角田さん抜きでやるのもあるんだけど、バカリズムが作るポップでスタイリッシュな感じのネタに角田さんは全くそぐわなくて違和感だけだから、彼を入れないというのも納得ではある。なんとこの映像特典にまで副音声の解説がついてて、ここでは東京03の三人に加えて作家のオークラ先生も参加して、以前はたくさんあった(テレビで「イロモネア」とかやってた頃ね)けど最近はほとんど見なくなった、ショートコントというジャンルについて熱く語るのが聞けるのも良い。この副音声の場でオークラさんが、角田さんの芝居の熱量が高すぎるから、こういうショートコントみたいな軽いノリのネタには合わないという話を散々しているんだけど、そのオークラ先生自ら脚本・監督を手がける『漫画みたいにいかない。』はその角田さんが主演で、そんな彼の魅力を引き出しまくりというのも個人的にすごくいい話だなーと思っている。

 

 

第19回東京03単独公演「自己泥酔」 [DVD]

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